指先の器用な子にしたいと思って、指先だけを鍛えようとしてもなかなか、思うようにはいきません。
子どもは仰向けになったままの赤ちゃんから、首を動かすようになります。そこから、パタンと寝返りができるようになり、また仰向けに戻れるようになり・・・体の中心から四肢を動かすようになります。
このように子どもの体は、中心から段々外に、細かい動きができるようになっていきます。
立つこと、歩くこと、走ることも同じで、立つことを飛ばして走ることも、歩くこともありません。
成長していく過程には成長の道筋があります。
その過程を早くすることより、一つ一つしっかり繰り返し、経験することが大切です。土台が大切。
特に乳幼児期の全身運動はとても大切です。
体をしっかり動かすことで、脳も働きます。
いろんなところを、いろんな動かし方ができるようになると、自然に成長の段階がレベルアップしていきます。
また、しなやかに動かせるようになると怪我もしにくくなります。
腕全体を動かすような動きから、肘から下、手首、指先と自由に動かせるようになっていきます。
いろんな遊びを通して、保育園では一人ひとりの発達を促し、柔軟で丈夫な体と心を育めるよう、色々な活動や生活の中でそれぞれの課題に取り組んでいます。