今日は「愛着」から「自立」についてのお話をしたいと思います。
下は0歳児かに組さんの様子です。
まだ1歳にならない子どもたちは、ミルクを飲ませてもらう時、おむつを替えてもらう時、眠る時、移動する時、常に先生に抱っこしてもらい、優しく話しかけてもらいながら「この人は安心」と保育園での心の基地を作ります。これを「愛着形成」といいます。
ご家庭の場合は、主にお母さんやお父さん、身近に関わり育ててくれる人との間に育まれます。
この「愛着形成」ができることで、子どもたちは安心して過ごすことができ、その上に様々な体験を積み重ねて、学んでいきますが、この愛着形成が、十分できていないと子どもは不安定な状態で、色々なことを積み重ねることはできません。
ですので、先生たちは新入児を迎えるこの時期、新クラス、新担任、保育所という場所に初めての子どもたちを迎え、子どもたちが泣いても、怒っても、ぐずっても、本当に根気強く、優しく、丁寧に一人ひとりの気持ちに寄り添い、関わって、子どもたちが安心できる関係を作ることに心を注いでくれています。
そして、1日1日、積み重ねて子どもたちは、のびのび遊べるようになっていきます。
少しずつ先生から離れても遊べるようになります。
「愛着」の上に経験を積み重ね、やがて、言葉も理解できるようになると、言葉でのやり取りでも、納得したり、少し頑張ってみたりすることが出来るようになってきます。
それは「愛着」の上に「信頼」も積み重なり、やがて「自立」に繋がっていきます。
子どもたちの「自立」を支えているのは、しっかりとした「愛着」が形成されること、「信頼関係」を作ることです。
信頼関係を作ることは、何でも言うことを聞き入れることではなく、安定した対応、同じ信念のもとで子どもたちと関わることです。
その積み重ねが子どもたちの中に「信頼」を築きます。
ふくふく保育園では、見えない人間形成の土台づくりを日々大切に保育しています。